日本の明日(未来) 主のたわごと 妄想館〜官能小説と絵の館〜

日本の明日(未来)

未だ出口の見えない不況、 挑発的な近隣諸国の行動、 経済破綻寸前のアメリカ、 相次ぐ政治家達の不祥事。 そんな状況下で起こってしまった大震災と原発事故。 復興は遅々として進まず、政府は具体的な見通しすら発表しない。 ネットを通じて不穏な噂が飛び交い、 日本の悲惨な結末を想像してしまう人も少なくは無いだろう。 何を信じればいいのか、 何を頼ればいいのか……。 今、我々はどのように行動すべきなのだろうか…………。 主:  さて、久々のたわごと記事なわけだが……。 玖璃栖:  言い訳じゃ無いってのは本当に久しぶりですよね。 亜里抄:  それに関してはわたくしもフォローのしようがありませんわね。 主:  弁解のしようも無いからな……。  華麗にスルーして先に進めよう。  では本題に入る前に……。 亜里抄:  この文章は主様が普段見聞きしたことを元に、  主様が思ったこと、考えた事をまとめたものです。  調査や統計等の行動は一切行っておりません。  また、学の無い……、えーと…………。  本人曰く、世間をよく知らない低能……?  ……そのまま言っちゃっていいのかしら…………。  と、とにかく的外れなことや稚拙なことも多いかと思われます。  あくまで主様のたわごとということをご理解いただけたうえで、  興味がおありでしたら読んでみてください。 玖璃栖:  人の台詞を横取りしておいてトチるってどうなの? 亜里抄:  毎度毎度カンペなんて見ているからと取り上げてみれば……。  まさか主様を侮辱するあのような言葉が書いてあるなんて……。  筆頭腰巾着のわたくしに言わせた罪は重くってよっ!! 主:  自業自得だろ。  内容は私が指示をしたしな。  だいたい人の原稿を取ったりするからだ。 亜里抄:  HP版には2人の案内人が揃っているのですから、  たまにはわたくしが言ってもよいのではありません? 主:  真顔で言わないでくれ…………。  顔を向けられなくなる…………。 玖璃栖:  まぁ私的には別にかまわないけど……。 主:  そうか。  では本来の担当者から許可が出たということで……。 玖璃栖:  でもたわごと記事は主さんが担当だったはずじゃ……? 亜里抄:  そう言えば……。  そんな降って湧いたような設定がありましたわね。 主:  細かいことは気にしない。  とにかく本題を始めてしまおう。 亜・玖:  …………………………。 亜里抄:  ほら、玖璃栖さん。  貴女から話を振ってあげないと。 玖璃栖:  なんか私の負担が増えただけな気もしなくも無いけど……。  えっと〜。  久しぶりのたわごとにずいぶんと重いテーマを選びましたね。 主:  話を進めてくれてありがとう……。  一応今一番注目すべき事だと思ったわけだが……。  ただたわごと記事はこの手の話題をメインにしようと、  前から思ってはいた。 玖璃栖:  ほぉ〜、言いますねぇ。 亜里抄:  冒頭の文から推察しますと政治について、  というところでしょうか? 玖璃栖:  グダグダになってるのは誰の目から見ても明らかですからねぇ。 亜里抄:  いいかげんな政治を主様がズバッと斬り捨てる!  期待しておりますわ! 主:  そんな期待をされてもなぁ…………。 玖璃栖:  あ、いきなり弱気。 主:  頭が悪いのはいつも言っていることだろ。  いろいろと考えはするがたいした事は言えん。  それに今回の話は『政治家』についてだ。 亜里抄:  政治家……ですか……。 主:  そう、政治家だ。  言うまでも無く、国会も内閣も政治家で構成されている。  政治をなんとかすると言うことは、  政治家をなんとかすると言うとだと私は思う。 玖璃栖:  組織の前にまずは人ってことですか。 主:  そういうことだ。  冒頭で言ったように今多くの人が大きな不安を感じている。  数多の要因が現在進行形であるにも拘らず、  解決に順調に向かっている物はほとんど無い。  様々な分野の専門家が言うように、  まさしく戦後最大の危機的状況と言っていいだろう。  そんな状況下で今までと同じ政治ではダメだと言うことは、  誰もが解ることだろう。  国の未来を担う政治家は今迄の体勢を打ち砕き、  新たな一歩を踏み出す局面に置かれているはずだ。  そこで今回のたわごと記事は、  『政治家は変わることが出来るのか』  でいこうと思う。  今巷で…………。 玖璃栖:  危機的状況に置かれた日本を前に、  主さんは『政治家は変わるべし』と訴えます。  この手の話題を論ずるには高卒という低学歴。  自他共に認める世間知らずが  ネトウヨと叩かれかねない話に挑みます。  どんなトンデモ説が飛び出そうとも全ては主さんの妄想です。  あくまでもたわごととしてお楽しみください。 主:  結局台詞盗ってるし……。 玖璃栖:  私だって出番ほしいですから。 亜里抄:  ではわたくしも。  主様は政治家が大っ嫌いですので、  きつい口調や過激な発言が出てしまうことが予想されます。  あらかじめご了承くださいませ。 主:  ………………。  と言う訳で、始めさせていただきます。

『政治家は変わることが出来るのか』

主:  さて、始まったはいいが何から話せば解りやすいかな……。 亜里抄:  主様がなぜ政治家嫌いなのかってところからでいかがでしょう。  とても興味がありますわ。 玖璃栖:  あ、それは私も聞きたい。 主:  いきなり私のことか?  んー……確かに解りやすいかもしれんな。  事の発端は……中学の頃だったかな。 玖璃栖:  中学ですでに政治に興味があったんですか? 亜里抄:  もしかして幼少の頃から右寄りな教育をされてたとか……? 主:  いや、全然興味は無かった。  成績は下から数えた方が早いくらいだったし、  将来を考える程計算高いわけでも無かったからな。 玖璃栖:  それじゃあなぜ政治家嫌いに?  興味が無いなら解りますけど……。 亜里抄:  主様の場合毛嫌いと言っていいレベルですものね……。 主:  確かに毛嫌いのレベルだな。  まぁ当時の私は興味なぞ全然無かったんだが  親父はそうじゃなかった。  政治家の活動に積極的に参加すると言うほどではなかったが、  一般的なレベルでの興味は示していたな。 玖璃栖:  いわゆる一般常識として知っている程度ってことですね。 主:  そうだな。 亜里抄:  ますます解りませんわ。  中学生でしたら政治に興味を示さないのも解りますし、  お義父さまも一般レベルでとなるとなぜ嫌いになられたのかしら。 主:  またそういう言い方をする……。  親父の政治への興味は一般レベルだったが、  自営業を営んでいたんだ。  当然生活だけでなく仕事に絡む法案にも注目する必要があった。  だから子供としては普通の番組……  アニメとかバラエティー番組を見たいのに、  ニュースや国会中継を見る羽目になったことも何度かあった。 玖璃栖:  なるほど。  商売をしていれば仕方の無い部分ですね。 亜里抄:  そして政治が国民の為にならないと気付いてしまった……とか? 主:  頭の悪い中学生にそこまで解るはずも無いだろう。  だがその国会中継を見て思ったことが  原因となっているのは間違い無い。 亜里抄:  何を思われたんですか? 主:  国会で審議をしている政治家の態度を見てちょっとな。  頭が悪かったから国会や内閣の役割等は正確には解らなかったが、  それでも国の偉い人が集まって会議をしている  くらいは知っていた。  しかも親父の態度を見れば  自分達の生活に大きく影響する内容のはずだ。  にもかかわらずその態度はどうだ。  人が喋っているのを野次を飛ばして遮る。  隣の人と話したりして聞いているのかどうか解らない。  挙句の果てには強行採決なんて手段までやってしまう。  どれもこれも何かを話し合って決めると言う場面で  やってはいけないと小学校の頃から教わって来た事ばかりだ。  それを大の大人が、  しかも国の代表となる人間が平然とやっている。 玖璃栖:  それは今でも変わらないですよね。  今でこそ国会とはそういう物と思って見てますけど、  国の偉い人って認識しか無ければそう思うかもしれませんね。 亜里抄:  討論ですから熱が入るのは解りますけど、  目に余る場面があるのも事実ですわね。 主:  国会の仕組みや議員政党の事情等を考えれば  納得出来る部分もあるが、  そう言った物を全く知らなかった当時の私が  政治家に下した評価は、  『こいつら小学生以下だな』というものだ。 亜里抄:  早速出ましたわ。  過激発言その1! 玖璃栖:  ほ、本当にそんな評価だったんですか? 主:  本当にそう思った。  相手の言葉を野次で遮るなんて事をするのは  小学校の低学年くらいだ。  普通は相手の話を最後まで聞いて  反対意見があればその後で言うだろう。  議題の内容を比べるわけにはいかないが、  当時の中学校でも何かを決める時にはそうしていたし、  小学生でも野次なんて飛ばせば先生に怒られる。  小学生が出来ることが出来ないんだから  小学生以下と言う評価になるだろう。 玖璃栖:  た、確かに…………。  何も知らなかったが為にそういうところに目が行ってしまったと。 亜里抄:  ある意味貴重な意見ですわね。  政党や議員の政策に対する方向性については色々言われますけど、  議会の態度についてってのはあまり言われませんものね。 主:  まぁそんな態度でも一応話は進んでいるからな。  法案や発言の内容の問題に比べればたいした問題でも無い。  そんな評価から始まったわけだから後は大体想像がつくだろう。 亜里抄:  つまり嫌なところばかりが目に付いてしまうと……。 玖璃栖:  最初の評価が悪ければ当然そうなりますよねぇ。 主:  余程の事が無い限りは評価が裏返る事は無いな。  いい方向には余計にな。  なのにこの政治家という連中は知れば知るほど嫌いになる。  私が就職したのが丁度バブル崩壊の頃。  それなりに対策はしてたんだろうが景気が回復する気配は無し。  消費税なんてものが導入されるわ、  年金は納めても貰えないなんて話が出てくるわ……。  就職してもしばらくの間は興味が無い状態だったが、  それでも政治家を『先生』なんて呼んで  崇拝している連中が信じられなかったな。 玖璃栖:  崇拝って……宗教じゃないんですから……。 主:  似たようなものだろ。  私にはそうとしか思えないな。 亜里抄:  か、過激発言その2…………。 主:  興味が無い状態でそんな有様だから、  気にするようになってからは更に加速したな。 亜里抄:  ぐ、具体例とか……出せます? 玖璃栖:  聞いちゃうの? 亜里抄:  だって……ここまで来たらもぉ……。 主:  2人の心配は尤もだな。  だが私もこの手の話題で遠慮する気なぞ毛頭無い。  一意見として書いてしまった以上は、  自分のスタンスははっきりさせなければならないだろう。 玖璃栖:  そ、そうですか……。  じゃあ……お願いします。 主:  具体例か……。  あまり長く書くわけにもいかんから簡単なもので言ってみるか。  選挙が近くなると候補者があちこち回って街宣をやるだろ? 玖璃栖:  やりますね。  大音量で近所迷惑……なんて理由じゃないですよね? 主:  もちろん違う。  うるさいと言いたくなることもあるがな。 亜里抄:  あ……主様、まさか…………。  いけません! いけませんわ!  具体例は結構ですからそれ以上言っては……。 主:  遠慮はしないと言っただろ。  丁度消費税が導入された後ということもあって、  どの候補者も必ず言うんだよ。  『消費税は必ず廃止いたします!』  ってな。 玖璃栖:  そりゃぁ……私達の一番身近な問題ですから…………。  ってまさか…………。 主:  ようやく解ったか?  そう、誰もが承知をしている通り消費税は廃止されなかった。  5%に増える前に選挙があったかは覚えが無いが、  現在に至るまで候補者は必ず同じことを宣言している。  にも拘らず消費税は減るどころか逆に増えるという話だ。  他にも私が嫌うポイントはあるが、  この件のおかげで『小学生以下』の評価に『嘘つき』が加わった。 亜里抄:  言ってしまわれましたわ……。  過激発言その3……ですわね。 玖璃栖:  しかも『加わった』なんですね。 主:  そりゃそうだ。  国会での態度は変わっていないからな。  政治家といえどもやはり人間。  嘘をつくということだってあるだろう。  だが選挙で票が欲しいが為に心にもない消費税廃止を口にし、  いざ当選してみればそんな政策は通さないというのは  あまりに酷いだろ。  しかも5%に上がった時政治家連中は言うに事書いて、  『100円の物に5円余計に付くだけだろ』  とか言いやがったんだ。 玖璃栖:  ヤバい…………。  主さんホントにヤバいよ……。  亜里抄止められないの? 亜里抄:  無茶言わないでくださいまし。  濡れ場に持ち込んで有耶無耶にするしか能の無いわたくしに  どうやって今の主様を止めろとおっしゃいますの? 主:  私としてももう止まるつもりはないな。  権力に逆らえば潰されるというような話も聞くが、  こんなマイナーサイトではそれは有り得んだろう。  まぁあったとしても私の日本政府への評価が  回復不能なまでに悪くなるだけだがな。 玖璃栖:  これは……一蓮托生ってやつ?  諦めるしかないわね……。 亜里抄:  主様…………。  わたくしたちも覚悟を決めますわ!  何処までもお供いたしますっ!  でも見返りに濡れ場が欲しいかな〜って  考えちゃったりして……。 玖璃栖:  わ、私はそんな見返り要らないわよ?! 主:  うむ、考慮しておこう。 玖璃栖:  しなくていい!  しなくていいからぁ……。 亜里抄:  玖璃栖さん諦めなさいな、うふふっ。  では主様続きをお願いいたしますわ。 主:  続き? 玖璃栖:  ちょっとぉ、人の話聞きなさいよ! 亜里抄:  玖璃栖さん五月蠅くってよ。  案内人としての本来のお勤めでしょぅに。  それに今は主様のお話の続きですわ。  主様とも在ろうお方が言いやがったで  済ますおつもりはございませんでしょ? 主:  あぁ、そういうことか。  税金という物に関しては私なりに色々と言いたいことがあるが、  消費税というものは私の政治家嫌いを  大きく加速させた要因だったな。  政治家連中は100円が105円になるだけと言ったが、  私の親父が経営していたのは下請けとはいえ建築関係。  メインは木造建築……つまり一般の住宅だったが、  それでも安くて一棟2000万からの金が動く業界だ。  下請けであっても500万とか動く。  その消費税を計算してみろ。 玖璃栖:  濡れ場が無ければ計算します。 亜里抄:  なら結構ですわ。  えーと、500万として5%ですから……。  25万円ですわね。 主:  そう、25万だ。  1か月の給料に匹敵する金額が  税金という名目で持っていかれるわけだ。  それも下請けの関わる金額だけで。  実際の消費者……つまり施主が払う額で計算するともっとだ。  安めに見た2000万で100万円。  中流家庭が満足するレベルだと  3000万から3500万は掛るから、  150万から175万が上乗せになってしまう。  高望みしなければ新車が買える金額だ。 亜里抄:  それは……確かに凄いですけど…………。  主様、玖璃栖が完全に拗ねちゃってますわ。 主:  あ……そうか……。  ほっとくわけにもいかんな。  玖璃栖、濡れ場に関しては本人の意思を尊重するつもりだ。  だからちゃんと参加してくれ。 玖璃栖:  ………………。  …………はい…………。 主・亜:  ……………………。 亜里抄:  そ、それで主様はどうお感じになったのですか? 主:  あ、あぁ。  木造建築で見てその金額だから、  これがビルや土木事業となると桁違いになる。  億とか平気で掛るからな。  仮に10億の工事があったとすれば消費税は5000万。  豪邸……とまではいかなくてもかなり良い家が建てられる。  それを100円が105円になるだけなんて言われたら  たまったものではない。  私の政治家に対する不信感を爆発させた発言だったな。  そして評価に『国民の事を何も考えていない』が加わった。 亜里抄:  国会での態度、選挙での嘘、国民の事を考えない政策……。  どれも昔から変わらないというイメージですわね。  そう思いません? 玖璃栖:  …………そうね……。 主:  ………………。 亜里抄:  玖璃栖さん、いいかげんに機嫌を直しなさいな。  これでは話が進みませんわ。 主:  そんなに濡れ場が嫌だったのか……。 玖璃栖:  気持ち切り替えるから……。  しばらく……おねがい…………。 主:  已むを得んな。  しばらくそっとしておこう。 亜里抄:  そうですわね。  でもあまり時間をかけると出番が無くなりますわよ? 玖璃栖:  わかってる……。 主:  ずいぶんな言われようだな……。  まぁいい、話を進めよう。  しかし長編となってしまいそうな雰囲気を見せ始めているから、  残りは簡潔に行くとしよう。  簡潔になれば……だが……。 亜里抄:  そうですわね。  ではズバッとお願いいたしますわ。 主:  『小学生以下』は別としても『嘘つき』……というより  『やると言ったことをやらない』、  『国民の事を考えての政策とは思えない』と、  世間で言われているような不信感が出たわけだ。  他にとなると、不祥事がやたらと多いということか。 亜里抄:  確かに多いですよね。  問題発言から大金の絡むようなことまで大小様々ですけど。  でもミスというケースもありますし、  多少は大目に見れる部分もあるのではないかと思いますわ。  それに政治家が不祥事を起こすのは何処の国でも同じかと……。 主:  ミスだから良いと言う論法は間違っているだろう。  確かにミスなら仕方が無い。  ミスをした事事態は大目に見ると言うことになる。  だが問題はその後だろう。  ミスをしたのならそれを反省し、  同じミスを繰り返さない努力が必要だ。  それでも機械じゃないんだから完全になくすことは不可能。  不可能だがミスをなくすということを  頭に置いて仕事をしていれば、  それなりの効果は現れるはずだ。  もちろん個人差という物があるから  一様にという訳にもいかないがな。  そのうえでミスが減らないようであれば、  その仕事は別の人に代わってもらうという  選択肢が選ばれることになる。  これはどんな仕事でも同じことだ。  その努力を積み重ねることによって、  仕事の熟練度が向上し、仕事の精度が上がっていくんだ。  まして政治家の仕事は国政という重要な仕事だ。  個人的には仕事の内容に格差なぞ付けたくはないが、  扱う金は税金、決めることは国民の生活に影響となれば、  さすがに普通の仕事という訳にもいかなくなる。  それなのに収支報告の数字が合わないのを記載ミスですとか、  仕事をしている自覚があるのかと言いたくなる。  あえて嫌味な言い方をするならば、  そんなミスは中学校の生徒会レベルだぞと。 亜里抄:  生徒会ですか……ははは…………。 主:  そして何処の国でもあることというのはもっと悪い。  他国でもやっているから許されるのか?  そういう考えが政治家の間で蔓延していそうだから怖いな。  そんな理屈を掲げれば犯罪を犯す人がいるんだから、  自分も犯罪を犯してもいいということになってしまう。  特に不景気な世の中だ。  これだけ生活が苦しいんだからと正当化してしまいかねない。  かなり極端な物言いだがな。 亜里抄:  確かに極端ですわね。  覚悟を決めると言ったものの、  やはり心配になってしまいますわ。  せめて赤信号みんなで渡れば怖くない程度にした方が。 主:  政治家相手にそんなぬるい言葉で済ますつもりは無い。  もう手遅れかもしれんしな。 亜里抄:  え?  やはり何らかの圧力が……? 主:  いや、そっちじゃ無くてな。  つい最近だが在日外国人……つまり日本国籍で無い人から  献金を貰って大臣を辞任して、  すぐに政権党の総裁選に立候補したのがいただろう? 亜里抄:  あ、いましたね。 主:  名前も出してやろうか。  前原誠司という政治家だ。 亜里抄:  主様ぁぁ…………。 主:  もう気にしてもしょうがないだろう。  大丈夫だ。  たわごと記事の閲覧者は非常に少ない。 亜里抄:  そんなこと言ったってぇ……。  こんなに過激になるなんて思いませんでしたし……。  見返りをレベルアップして欲しいですわ。 主:  前向きに善処します。 亜里抄:  それは日本語に翻訳すると、  『やりません』と言う意味でよろしかったでしょうか。 主:  ほぉ……。  ようやく亜里抄も乗って来たようだな。  さすがは最初の案内人だ。 玖璃栖:  私どうなっても知らないからね……。 亜里抄:  あら玖璃栖さん。  復活されましたのね。 玖璃栖:  さすがに完全消滅だけは避けたいし。  それに亜里抄まで主さんに同調しちゃったら、  突っ込みいれる役がいなくなっちゃうでしょ? 亜里抄:  お気づかいありがとうございますわ。  わたくしは主様の腰巾着に戻りますから、  後はお願いいたしますね。 玖璃栖:  はいはい。 主:  よし、いつもの役所に戻ったところで、  更に過激に行ってみようか! 亜里抄:  主様GoGoですわっ!! 玖璃栖:  ついて行けるかちょっと心配…………。  じゃあ早速。  その前原さんですけど、  不祥事を起こした政治家がその後何食わぬ顔で  堂々と活動しているのはいつもの事なんじゃないですか? 主:  その言葉で片づけてしまってはだめだろう。  確かに今までの政治家達も問題だが、  今日本が置かれた局面で昔の事を蒸し返している余裕は無い。  と言うことで前原氏にのみ限定した話になるが、  外国人から献金を貰ったということは、  『政治資金規正法』という法律に違反した行為だ。  法律に違反したということはつまり犯罪者と言うことになる。  この問題が発覚した時に本人も、  相手が外国人と知った上での献金だったことを認め、  事態を重く受け止めて辞任しますと外務大臣の座を降りた。  にも拘らずそれから半年もしないうちに総裁選に立候補だ。  政権を握っている党の総裁とはつまり内閣総理大臣。  つまり前原氏は法律違反をして  まだその法的決着もつかないうちに、  総理大臣になりますと言ったということだ。  例えて言うならなだ……。 玖璃栖:  あまり過激な例えは勘弁して下さいね。 亜里抄:  いいじゃありませんの。  とことん過激にいっちゃいましょう?  そうですわ。  どうせなら妄想館らしい例えをお願いしたいですわね。 主:  妄想館らしくか…………。  そうだな、とある女子校の寮があったとする。  そこにストーカーのように張り付き  出てきた生徒をレイプしまくった犯人が捕まった。  その犯人は捕まえた相手にこう言った。  『これまでレイプしてきた事は深くお詫びします。   これからは心を入れ替えてこの女子寮の管理人として   真面目に働きますから許して下さい』と。  他の政治家もそうだからと言って見逃すということは、  この犯人が女子寮の管理人になることを許可するということだ。  マスターキーを悪用して生徒全員が  餌食になるかもしれないというのに。 亜里抄:  あ、主様…………。  その例え……笑えませんわ…………。 玖璃栖:  絶対認めちゃいけないわね。 主:  過激だということは十分解っているが、  状況としてはこういうことだと私は思う。  残念ながら総裁選は国民による投票では無い。  党員と党の関連団体だったかな……?  まぁ簡単に言ってしまえば総裁選を行う党の  関係者だけが投票を行う。  我々がいくら嫌だと思っても、  一方的に決まってしまう可能性が非常に高いと言えるだろう。  民主党の面々の良心ってやつに期待するしかないわけだ。  そして一度決まってしまえば管直人氏の事例を見れば解るとおり、  任期が終わるか本人が辞めると言うまで変わることは無い。 玖璃栖:  なんか今日の主さん怖いよ?  やっぱり私じゃ突っ込み無理だよぉ……。 亜里抄:  いいえ、貴女なら出来ますわ!  いつものように軽いノリでポンポンと!  ちなみに主様はこの記事を民主党総裁選より前に  書き始めています。  もしサイトにアップしたのが総裁選の後だった場合は、  発言にずれが生じてしまうことをご了承くださいまし。 玖璃栖:  亜里抄なに言ってるの? 亜里抄:  もしもの時の保険ですわ。 主:  可能性が非常に高いだけに心から感謝する。  危惧した通り簡潔になぞなっていないが気にせず続けるとしよう。  政治家の不祥事に関していつまでもつついていても  仕方が無いから、  この件に関してはこれくらいにしておこう。  他には内閣がやたらと変わると言うのも問題だと思う。 玖璃栖:  それは言えますね。  総理大臣なんて気付くと変わってますもんねぇ。 主:  不祥事の多い政治家連中だからな。  何かあれば責任とって辞任・解散とか、  他の政治家からの不満が集中して不信任案とか……。  とにかく多すぎる。  任期を全うした総理大臣なんているんだろうかと思ってしまう。  また不祥事の話に戻りそうだが、  内閣が変わることが多いと言うことは、  それだけ内閣の不祥事が多いと言うことになる。  そんな不祥事ばかりの内閣を国民が信用すると思うか? 亜里抄:  そうですわ!  信用なんて出来ませんわっ! 玖璃栖:  亜里抄の腰巾着に磨きがかかってるぅ。 亜里抄:  まるで信者になったような気分ですわね。  悪くありませんわ。  というより かハートハートハートハート 玖璃栖:  亜里抄が逝っちゃいそう……。 主:  政治家と同等に宗教も嫌いなんだ。  頼むから信者とか言わないでくれ。 亜里抄:  ひえぇぇん。  ごめんなさい、ごめんなさいぃ……。 玖璃栖:  あははぁ……。  好き嫌いの多い主さんの宗教論はまた後にして、  内閣に関しては私も信用は難しいですね。 主:  そうだろ。  私なんか選挙と聞くと今度は何をやらかしたとか思ってしまう。  そして信用出来ないのは国民だけじゃ無い。 玖璃栖:  え?  他に誰か困る人がいるんですか? 亜里抄:  貴女本当に短大出てますの?   各国の政府ですわよ。 主:  亜里抄が意外な差を見せつけたな。  その通りだ。  他国の政府にしてみても外交相手としてくる首相や外相が  コロコロ変わってしまっては外交に支障が出てしまう。  変わる度に微妙にでも意見が変わるようならなおさらだ。  最近の事例で言えば大きいのが普天間問題だな。 玖璃栖:  あ、それなら知ってます。  アメリカ軍の基地の問題ですよね。 主:  そうだ。  その普天間問題、どうなったか知ってるか? 玖璃栖:  え? えっとぉぉ……。  最近聞かないし……。  解決したんじゃないですか? 亜里抄:  しっかりしなさい。  もう少し理知的な部分を見せないと  頭の悪い尻軽女に見られますわよ?  行く末はテキトーな男に引っかかって、  順調に×を重ねて子だくさんですわね。  お馬鹿になって甘えるのは主様だけになさい。 玖璃栖:  ずいぶんと絶好調じゃない。  そういう亜里抄は答えられるの? 亜里抄:  もちろんですわ。  元々は普天間から基地を移設すると言う話で、  各方面に調整をしている最中に政権交代になってしまい、  結局ふりだしに戻ってしまったという問題ですわね。 主:  これは玖璃栖の完敗だな。 玖璃栖:  ぐうぅぅ……。 主:  とあるテレビ番組で普天間問題に直接かかわってた……。  これも名前出しちまうか。  麻生太郎氏……つまり自民党政権最後の総理だが、  その麻生氏がTVタックルという番組に  出演した時に言っていたんだが、  普天間の調整はほとんど終わっていたらしい。  後1か所からOKの判子がもらえれば  着工と言う状態だったそうだ。 亜里抄:  そこまで進んでいましたの? 主:  外務大臣の頃から話を進めていたらしいから、  間違い無く事実だろうな。  そこで嘘を言っても意味が無いし。  それが政権交代したとたん鳩山由紀夫氏が、  『やっぱりやめましょう』と言ってしまったらしい。 玖璃栖:  なんでそんなこと……。 主:  さぁな。  お得意のマニフェストが〜じゃ無いのか?  まぁ普天間問題は間違いなく大きい方の問題だが、  細かいことだとしてもそんなことをされたら  各国の政府は困るだろう。  そして日本を信用出来なくなってしまう。  これは由々しき問題だ。 亜里抄:  そうですわね……。  輸出入の業界にも影響が出てしまいますわ。 玖璃栖:  国の代表が信頼されないってのは大きな問題ですよね。 主:  とまぁ、私が政治家嫌いな理由はこんなところだ。  まぁまだまだ言いたいことは山ほどあるが、  長くなりすぎるからこれくらいと言うことにしとこう。 玖璃栖:  あはは、気持ちは解らなくも無いですけど我慢してくださいね。  えっと、主さんから見て政治家とは、  『話し合いの態度が小学生以下』  『票を集めるためには平気で嘘をつく』  『国民の事など全然考えずに政策を決める』  『ミスや不祥事が減らず自覚が足りない』  『内閣も政策もコロコロ変わり信用出来ない』  ということでよろしいですか? 主:  まぁそんなところだな。  一言で言い表せば…………。 亜里抄:  学歴は高いかもしれないがモラルは幼稚園レベルの  国民を見下し馬鹿にして役職の上に胡坐をかいてる  最低な連中ってことでよろしいでしょうか? 主:  一言じゃ無いだろそれじゃぁ……。 玖璃栖:  さっきまでは知的に見えたのに……。  なんでそうなっちゃうわけ……? 亜里抄:  本日のわたくしは主様とのシンクロ率400%超ですわっ!  主様の今の心情は…………心情はこうですわっ!  今迄散々不正を働き私服を肥やし続けた政治家どもは  今すぐ辞めろ!  辞めないなら一度くらい国民の為に働け!  自ら望んで政治家になったのなら真面目に仕事しろ!  不正に金を集めるのが目的の輩が支持されるのを  恥ずかしいと思え!  この人間の屑どもがあぁぁっっ!!  そんな事より亜里抄ヤらせろ!  今すぐヤらせろっ!  壊れるまでヤりまくってやるからそのまま孕め!  確実に女を孕め!!  そしてその娘すらも献上しろおぉぉぉっっ!!! 主:  お気の毒ですが亜里抄は壊れました。 玖璃栖:  これからは案内人1人ですね。  新たに増やすことを検討してみますか? 亜里抄:  ああっ、待って下さいまし。  もう言いませんからぁぁ……。 主・玖:  ……………………。 玖璃栖:  前半の過激発言も十分ヤバいけど、  後半のはいったいなに? 亜里抄:  正直にいいますわ。  わたくしの願望です。  主様ぁ……娘献上しますからぁ…………。 主:  願望と現実を入れ替えないように。 玖璃栖:  少しはすっきりしたでしょうから先に進めましょう。 主:  そうだな。 亜里抄:  今度はわたくしが自重して反省してますわ……。 主:  平和の為にはそれがいいかもしれんな……。  だが言い回しこそ過激だったが、  心情としては遠からずと言わざるを得んな。 玖璃栖:  やはり元々マイナスイメージだったのは大きい……ですか? 主:  非常に大きいな。  誰でも初対面での印象は後を引くだろう?  そういう目で見ているから、  政治家の行動全てが私利私欲に満ちた物に見えてしまう。  例えば国会で総理に辞めろと詰め寄る姿は、  『今度はこいつらが甘い汁を吸いたいんだなぁ』  って具合だな。 玖璃栖:  ずいぶんとねじ曲がった見方ですね……。 主:  そうとしか見えないだろ。  問題を起こしたヤツが追及されて役職降りても、  何食わぬ顔で政治家を続ける。  別のヤツが役職を変わっても結局問題を起こす。  結局オイシイ思いをするヤツが変わっただけにしか見えないな。 玖璃栖:  頭が変わっても何が変わるわけでもない……ですか。  権力を相手にした時よく言われますよね。 主:  創作の世界でも引用される程にな。  だがその台詞を言うとそんなことは無いと、  力強く反論してくる奴もいるんだな。 玖璃栖:  熱心な人というのもいますからね。 主:  政治家なんて輩によくもそこまで期待できるもんだと思うよ。  そりゃぁ舵を取るヤツが変われば、  方向性に若干の差は出るだろうさ。  だが政治家どもの性根が変わらない限り、  国民が満足できることなどあり得ないな。 玖璃栖:  言いきっちゃいましたねぇ。  そこで今回のお題という訳ですね。 主:  そう……なんだが…………。 玖璃栖:  どうしました? 主:  やっぱ前置き長すぎだよなぁ………。 玖璃栖:  異様な盛り上がりを見せましたからねぇ。  総裁選も終わっちゃいましたし……。 主:  野田佳彦氏だったかな新しい代表は。  そう言えば今更気づいたんだが、  総裁は自民党での言い方で、  民主党では代表だったようだな。  この場をお借りして…………。 亜里抄:  主様の認識不足による間違いでございます。  大変申し訳ありませんでした。  この場を借りて深くお詫び申し上げます。  これ以降は民主党の場合は代表、  自民党の場合は総裁と正しく表記させていただきますので、  皆様のご寛容な心をもちましてご容認頂けますよう  お願い申し上げます。 玖璃栖:  亜里抄復活……。 主:  早かったなぁ……。  しかも本来私が言うべき台詞なんだが……。 亜里抄:  何を仰いますの?  主様の筆頭腰巾着であり、  主様専用精液便所淫児大量生産機能付を切望するわたくしが、  主様の代わりに頭を下げるのは当然のことですわっ!!  そう、コーラを飲めばゲップが出るくらいにっ!! 主:  それは確実なことだろ……。 玖璃栖:  え? なに?  何のネタなの? 主・亜:  ……………………。 主:  ともかく反省は足りなかったようだな。 亜里抄:  この記事が終わるまでの効果時間になるように  きっちりと仕上げましたわ!  わたくしとしてはオーバーした方が嬉しいですけど、  タテマエとしてチャキチャキいきますわよっ! 主・玖:  ……………………。 亜里抄:  では主様に質問ですわ。  そこまで政治家がお嫌いなのに、  なぜ『変われるのか』なんて期待するようなお題を? 玖璃栖:  私の役所までとっちゃってるし……。 主:  まぁ少し先を急ぎたかったからな。  このペースに便乗しよう。  私ほど過激では無いにしても、  誰もが政治家に対して不満を持っていると思う。  ではその不満の根本的な原因は何か?  その疑問を考えていった時私はある答えに辿り着いた。 玖璃栖:  変な答え……じゃないですよね? 亜里抄:  何を考えましたの? 玖璃栖:  ちょっと心配になっただけよ。 主:  誰かさんの暴走を見れば心配にもなるだろう。  一応真面目な答えだ。  それは、  『国民の声が国会まで届かない』  ということだ。 玖璃栖:  確かに真面目な答え……。  でもそれはないでしょぉ。 亜里抄:  いいえ!  主様が仰るのですから間違いありませんわっ! 玖璃栖:  腰巾着発動してるぅ……。 亜里抄:  性欲処理用肉人形と仰い!  より格調高く!! 玖璃栖:  暴走も発動してるぅ〜〜。  真面目な話を進めるんじゃなかったのぉ? 亜里抄:  そうでしたわね。  この際呼び方は置いておくことにいたしましょう。  では国民の声がちゃんと届いているという、  根拠を言ってごらんなさい。 玖璃栖:  …………え?  私が言うの? 亜里抄:  わたくしは主様の意見に無条件で賛成で、  主様のおちんぽは無条件で受け入れですもの。  声が届いている派は貴女だけですわよ? 玖璃栖:  二つ目の無条件はいらないでしょ!  主さんいいんですか? 主:  面白そうだな。  しばらく2人で論じて貰おうか。 玖璃栖:  じゃあ……そうですねぇ……。  選挙で自分と同じ意見の政治家を選んでいるんだし、  その政治家が国会で発言しているんだから……。 亜里抄:  ずいぶんと弱い根拠ですわね。  国会で発言しているのは政治家であって、  国民が自ら発言しているわけではないでしょう? 玖璃栖:  それはそうだけど国民が全員国会に集まるわけにいかないでしょ。  そりゃ選挙で自分の投票した政治家が当選しなかった人は  意見が通らないけど結局民主主義は多数決なんだから、  当選した政治家の意見に賛成した人が多いってことで  多くの人の意見は反映されてると思うんだけど。 亜里抄:  そら御覧なさい。  多数決と言えば聞こえは良いですけど結局は数の暴力ですわ。  選挙の結果が僅差であっても多い方が勝ち。  国民の声が届かないと感じる人がいるのも  否定はできませんでしょ。 玖璃栖:  確かに否定はできないかもしれないけどぉ……。  でもそれじゃあ政治家じゃ無くて  民主主義が悪いってことになっちゃうじゃない。 亜里抄:  え?  そういえば……そうですわね。  貴女が民主主義は多数決だなんて言うからですわ。 玖璃栖:  だって日本は民主主義だから選挙って制度があるんだし、  それで多数派の意見が汲み取られているんだから  問題無いはずでしょ?  例え少数派の意見が切り捨てられても、  その意見が多くなればちゃんと取り上げられるんだし。 亜里抄:  そう……ですわよね…………。  えっとぉ…………あれ?  主様ぁ〜〜。  わたくしにも問題があるようには思えないんですけどぉ……。 主:  まぁ仕方ないな。  普通に考えたんじゃ私の答えにはならないからな。  ある意味非常に変わった見方と言わざるを得ん。 亜里抄:  わたくしが主様に賛成なのは揺るぎませんわ。  でもぉ…………。 主:  援護射撃が欲しいという顔だな。  2人が話していたように、  国民の声が〜という話になるとほぼ確実に民主主義の話になる。  その結論はおそらく誰もが同じになるだろう。  民主主義に反対な人間でないかぎりはな。 玖璃栖:  もしかして主さんは反民主主義……とか? 主:  いや、違う。  民主主義に反対なわけではないし、  玖璃栖の意見も正しいと思う。 亜里抄:  ではなぜ国民の意見が届いていないと思われるのですか? 主:  選挙には大きな落とし穴があるんだ。 玖璃栖:  え?  そうなの? 主:  それは投票する時自分の意見に近い候補者を  選んでいるということだ。 玖璃栖:  そう……ですけど……。  なにか問題があるんですか? 亜里抄:  わたくしも解りませんわ。  説明をお願いいたします。 主:  通常選挙が始まると各候補者の主張を聞いて、  賛同出来る候補者を選ぶだろう。  中には自分の意見と全く同じだという場合もあるだろうが、  たいていはこの意見が一番自分に近いという状況だと思う。  ということはそれはもう国民の意見ではなく、  その政治家の意見ということになってしまう。  それは多数派の国民の意見に近い意見を持った政治家であって、  選ばれた政治家が投票した人の意見を国会に持っていく  ということにはならない。 亜里抄:  確かに……完全なイコールではありませんわね……。 玖璃栖:  それでも意見の近い人を選ぶわけだし……。  それほど気にすることも無いと思いますけど……。 主:  だから落とし穴なんだ。  例えば消費税のように賛成反対で明確に分かれるような場合なら  問題にはならない。  だが聞き入れて欲しい意見が複雑な内容になれば、  少しニュアンスが変わるだけで  別な意見になってしまう場合もある。 玖璃栖:  そんなことを言い出したらきりが無いですよぉ。 主:  だが自分と違う意見になってしまうのは事実だろう。  後はこんなケースではどうだ?  候補者が三人いたとする。  1人目は消費税賛成・外国人参政権反対・夫婦別性賛成  2人目は消費税反対・外国人参政権賛成・夫婦別性賛成  3人目は消費税反対・外国人参政権賛成・夫婦別性反対  そして投票する人が消費税にも外国人参政権にも夫婦別性にも  反対だったとしたら?  投票すると自分の意見が変わってしまうことになる。  一番近い人と言うんだったら二つ反対している3番目になる。  だが外国人参政権だけは譲れないと言うことになれば、  消費税と夫婦別性は諦めなければならない。  これでも選ばれた政治家が投票者と同じ意見と言えるのか? 玖璃栖:  それは……そのぉ…………。 亜里抄:  これは大きな問題ですわ!  さすがは主様!  素敵ですわ!! 主:  まぁわざと意地の悪い例えにしてみたわけだが、  これはほんの入り口に過ぎない。 玖璃栖:  続きがあるんですか?  ホントに真面目に政治批判しちゃってる……。 主:  これだけなら多少は違うが自分と似た意見が  国会に持っていかれることになる。  だが政治家は政党に所属している。  そして政党には派閥という物が存在する。  選ばれた政治家は派閥で意見のすり合わせをし、  政党で意見をまとめて政党の意見として  国会の審議に出す。  ということは選ばれた政治家の意見に  派閥と政党の意見が入ってくると言うことだ。  これをさっきの例の続きで言い表すとこうなる。  投票者は二つ意見が同じということで3番を選んだとする。  消費税反対・外国人参政権賛成・夫婦別性反対 だな。  この意見が派閥で意見を合わせた結果、  消費税反対・外国人参政権賛成・夫婦別性賛成 になった。  更に政党の意見にする為にまとめてみたら  消費税賛成・外国人参政権賛成・夫婦別性賛成  となってしまった。  投票者の意見は何処に行ったんだ?  投票者は全てに反対だったはずなのに、  国会に出された意見は全てに賛成だ。 玖璃栖:  いくらなんでもそこまで変わるってことは……。 亜里抄:  これが現実という物ですわ。 玖璃栖:  でもこれじゃまるで意地悪クイズじゃない。 主:  その通りだ。  取り上げた例ではわざと意地悪く言っている。  実際にはこれほど意見が変わってしまうことは無いだろう。 玖璃栖:  ですよねぇ。 主:  政治家がちゃんと民主主義に則り、  国民の為に真面目に仕事をしているのならな。 玖璃栖:  え……それはつまり…………。 亜里抄:  主様が仰った政治家の黒い部分ですわね。 主:  その通りだ。  残念ながら今の政界は利権・癒着にどっぷりと浸かっている。  私利私欲の為にどんな不正で私服を肥やそうかと  日々思案に暮れる政治家ばかりだ。  例え真面目な政治活動を目指す希少種が  国民の声を訴えたとしても、  派閥や政党で調整すると言う名目のもとに  政治家にとって都合の悪い意見は握り潰されてしまう。  国会の審議まで生き残る意見はまず無いだろう。 玖璃栖:  でも中には国会まで届く意見も…………。 主:  無いな。  政治家の利益に影響が無く誰もが必要と認める意見ならば  議題になる物もあるだろう。  だが政治家の利権や癒着を脅かす意見、  またはその可能性が少しでもある意見は間違いなく消される。 玖璃栖:  断言出来る根拠はあるんですか? 亜里抄:  玖璃栖さんも粘りますわねぇ。 主:  まぁ大事な国政を担う政治家だ。  信じたいという気持もよくわかる。  が、少し考えてみれば解ることだ。  国会には生中継という物がある。  メディアに圧力をかけて都合の悪い部分はカットする  という手段もとれるだろうが、  もし間違って政治家の利益を損ねるような議題を  廃案にする様がTVに流れてみろ。  間違いなく大騒ぎだ。  自称政治評論家なる人を始め頭の良い人間はいくらでもいる。  政治家が己の利益を守ったと気付く者は少なくないだろう。  その中の誰かがそれを公言してしまうのを  防ぐことは不可能に近い。  ならば政治家にとって都合の悪い意見は、  国会に出る前に消しておくと言うのがベストな方法だ。  そして政治家が絡む利権・癒着等のしがらみはいたる所にある。  政治家にしてみればあらゆる意見が都合悪く聞こえることだろう。 亜里抄:  すごい…………。  凄いですわ主様!!  評論家としても十分通用しますわ!  あぁ……なんでもこなせてしまう主様……。  その優秀な精子を是非わたくしに受け継がせてくださいましハート 玖璃栖:  せめて遺伝子っていいなさいよ……。  確かに一理あると思いますけど、  情報ソースとかあるんですか? 主:  利権や癒着、派閥の影響が強いなど、  ポイントとなる情報は見聞きして仕入れてきた物だ。  だがこの理論は私が考えたものであって、  誰かの受け売りというわけではない。 玖璃栖:  なぁんだ、結局主さんの妄想ですかぁ。 亜里抄:  そういう言い方は無いのではありません?  十分に的を射たお話ですわ。 主:  いや、玖璃栖の言うとおりただの妄想かもしれん。  なにしろ自分が政治家ならこうするだろうというものだからな。  自分の利益を阻害される可能性があれば、  全力でこれを排除するだろう。  その利益が不正によって得たものであればより念入りに……。  頭の悪い私が思いついた手段だ。  頭の良い政治家連中なら当然思い付くことだろう。  その手段は私の考えよりも狡猾で酷いものかもしれない。  もちろん私の妄想であればその方がいいのだが…… 玖璃栖:  ……………………。 亜里抄:  さすがの玖璃栖さんも声が出ませんわね。  日常でも耳にする政治家への不信や、  一向に良くならない今の日本を見れば、  ただの妄想では済まない事がおわかりでしょ? 主:  残念ながら政治家はすでに腐りきっていると  言わざるを得ないな。 玖璃栖:  ……もういい? 亜里抄:  ?  何がもういいなんですの? 玖璃栖:  だから……。  この話題もういい? 主:  どうしたんだいきなり。 玖璃栖:  だって主さん怖いんだもん。  殺気……っていうか……  異様な迫力が滲み出てて……。  突っ込み入れる身にもなってみてよぉ。 亜里抄:  は ははは……。  それは言えますわね。 主:  友人からも機嫌が悪くなると殺気を感じると  言われたことがあったな。  すまなかった。  噛みついたりはしないから気にしないでくれ。 玖璃栖:  そうは言っても…………。 亜里抄:  ともかくこんな中途半端な状態で  終わりにする訳にもまいりませんわ。  主様、続きをお願いいたします。 主:  ではあまり熱くならないよう注意しつつ続けるとしよう。  で……何処まで話したっけ? 玖璃栖:  確か政治家に都合の悪い意見は消されてしまう  ってあたりですね。 亜里抄:  それは主様の持論で一応決着ということで……。  元々は国民の声が届かないって話だったはずですわ。 主:  あぁ、そうか。  なぜ政治家に期待するようなお題にしたのかだったな。  ちょっとした説明のつもりがついつい長くなってしまった……。  国民の多くが私ほど過激では無いにしても  多くの不満を持っている。  その原因が国民の声が届かないってことだったな。 亜里抄:  政治家の悪癖を見事にとらえた主様の持論で、  そのメカニズムは見事に解明されましたわね。  更には真面目に仕事をしていたとしても、  意見が変わってしまう恐れのあることも解りましたわ。 主:  解明出来たと言うほど私の持論が正解だとは思っていないな。  せいぜいその可能性もあるという程度だろう。 玖璃栖:  それでも完全に否定はできないですよね。 主:  そういうことだな。  そしてこれは残念ながら今に始まった事ではない。  かつての自民党政権の頃から長年言われてきたことだ。  その国民の不満がついに爆発してしまったのが、  2年前の政権交代だったと言えるだろう。 玖璃栖:  ネットではメディアにだまされたとも言われてますけど? 亜里抄:  そうですわねぇ。  動画サイトにもその手の動画は多くアップされていますわ。  わたくしもメディアの偏った報道は行き過ぎていると思いますわ。 主:  確かにメディアが煽ったのも影響はあっただろう。  だが政権交代直前にメディアが行った報道は、  内閣、特に総理の活動をほとんど報道せずに、  どうでもいいようなミスばかりをクローズアップしていただけだ。 玖璃栖:  十分酷い報道だと思いますけど……。  メディアはそれほど影響していないってことですか? 主:  全く無いとは言わない。  大きく影響を受けた人も多かっただろう。  だが政治家を盲信している輩がいるのもまた事実だ。  そういう連中はメディアがチクチクとミスをつついたくらいでは  信心をなくすことは無いだろう。 亜里抄:  主様、あまり熱くならないようお願いいたしますわ。 玖璃栖:  今メディア批判が炎上しているんですから叩かれちゃいますよ? 主:  叩きたいならそれでも構わないが、  かなり酷い事例を知っているからな……。 玖璃栖:  え?  そうなんですか? 亜里抄:  ちょっと興味ありますわね。 主:  話せってか?  まぁここまで長くなれば気にしてもしかたないか。  これは私がかつて住んでいた町での話なんだがな。  あー、名前等は一応伏せさせてくれ。  この町の町長はとある政治家の一族で、  町では知らない人はいないくらいの有名人だ。  そして私の言うところの信者も多く存在する。  その名前を出して選挙をすれば必ず当選出来るくらいにな。 玖璃栖:  なんか凄いですね……。  国会議員とかも出てたりするんですか? 主:  あんまり言うとお里がばれてしまいそうだが……。  まぁいいだろう。  一応その一族から総理大臣が出た事もある。  今現在議員として活動している政治家もいる。 亜里抄:  そんな凄い一族が何か問題を起こしましたの? 主:  その町長が地元の不動産屋と結託して  土地ころがしを目論んだんだ。 玖璃栖:  あちゃ、土地ころがしですかぁ。 主:  田舎の町だったからな。  話はすぐに広まってしまった。  当然目論見は失敗したが、  町中その話で持ち切り。  町長選に突入してしまう大騒ぎになった。 亜里抄:  そんな悪事が知れては当然の結果ですわね。 主:  だよな。  私を始め多くの人が町におけるその一族の政権は  終わったと思っていた。  だが恐ろしいことに、  その町長はギリギリとはいえ過半数を取ってしまったんだ。 玖璃栖:  マジですか?  だって土地ころがししようとした町長ですよ? 主:  それほどに政治家を盲信する輩は意見を変えないと言うことだ。  結局その町長は痴呆の気配が現れて、  挨拶もまともに出来なくなるまで町長を続けた。 亜・玖:  …………………………。 亜里抄:  そんな体験をなさっていたとは……。  失言報道くらいじゃたいした影響が無いと仰るのも  頷けますわね……。 玖璃栖:  説得力あり過ぎ…………。 主:  つまり政治家は選挙の時そういう信者さんに  集中的に良い顔をしていればいいわけだ。  場合によってはご利益を授けることもあるだろう。  そうすれば後は信者さんが一生懸命票を集めてくれる。 玖璃栖:  実体験を元に選挙の不正までバッサリですか……。  では政権交代をしたのは、  自民党がそういう信者にさえ愛想を尽かされたということですか? 主:  私はそう思っている。  それまでの自民党政権による国民の声を聞かない政治に  我慢が出来なくなったのだろう。  信者が票を入れなくなるほどにな。  つまり国民は国政が変わることを望んで  民主党に投票したと言う訳だ。 亜里抄:  メディアのせいにするのは責任逃れなのでしょうか……? 主:  責任逃れとまで言うつもりは無い。  情報源の多くがメディアであるのは事実だし、  今のメディアの在り方が正しいとは思えない。  だが誰もが政権交代は過ちだったと思う最大の原因は、  変わらなかった政治家だろう。 玖璃栖:  色々と変える変えると言いながら結局何も変わって無いですものね。 主:  私は『変えられなかった』だと思っているがな。 亜里抄:  やはり経験不足ということでしょうか?  民主党が考えたほど簡単に事は進まなかったと……。  そういう意見も確かにありますわね。 主:  私がそんな正論を推すと思ったのか?  またもや黒い考え方になるが、  民主党は実際に自民党が作り上げた体制を  壊そうとしたんだと思う。  それこそありとあらゆる分野でな。  普天間や八ツ場ダムのようによくわからないけど中止というのは  そのせいだと思っている。  もちろん国民に対して変えますよというアピールもあっただろう。  だが本来の目的は国の体勢を変えて国民の支持を得た後、  民主党としての独自の利権構造を  手に入れるためだったと思われる。  マニフェストに固執して強引に話を進めていたのは、  そのことを悟られないためだったようにも見える。  まぁ『精神レベル小学生以下』の評価を下している私としては、  ただ単に自民党が気に食わなかったと言いたい気分だが、  この理由はあったとしても小さなものだろう。  しかし利権構造を確保しつつ体制を改めるなんて  そう簡単にできるはずもない。  しかも自民党が作り上げた利権構造は、  何十年もかけて練り上げただけあってよくできている。  政治家が効率よくオイシイ思いが出来る構造を  わざわざ壊して新構造を構築するよりは、  現状の利権構造をそのまま利用した方が得だと普通は思うだろう。  結局変えると言いながらも変えることは出来なかったという訳だ。 亜里抄:  民主党の技量不足と言われるより  素直に納得出来てしまいますわね……。 主:  結果国民との契約とまで言ったマニフェストは、  嘘だらけという烙印を押されてしまったわけだな。  自民党が嫌になって民主党に期待してみたが  大して変わらなかった。  国民はもう何を信じていいのか解らない状態だろう。 玖璃栖:  自民と民主がダメじゃ他も期待できませんしねぇ。 主:  私もどうすればよくなるのか色々と考えた。 亜里抄:  何か良いアイディアがお有りなのですか? 主:  良い案かどうかは少々疑問だがな。  なぜ政治家がこうも腐った連中ばかりなのかという疑問は、  残念ながら答えが出せない。  腐ったヤツが政治家になりたがるのか、  政治家になると人は腐るのか……実に奥深い課題だと思う。  だが政治家がここまで好き勝手に出来る原因は、  やはり国民の無関心さにあると思う。 玖璃栖:  確かにそれはありますねぇ。  政治関係の話をしただけで右翼扱いですものねぇ。 主:  関心が無いから注目もしない。  見ていないのだから好き勝手に出来るだろ。  無関心な理由には政治家側の原因もあるだろうから、  一概にどちらが悪いと言及は出来んがな。 亜里抄:  政治への関心が上がれば改善されると? 主:  あまりに単純な意見だが、確実な方法だと思う。  で、その関心を上げる方法だが……。  小選挙区と比例代表を廃止すると言う方法だ。 玖璃栖:  そ、それはいくらなんでも…………。 主:  そして総理大臣を直接選挙で選ぶ。  アメリカの大統領選挙みたいだが、  国の代表を選挙で選ぶようになれば  さすがに関心は高くなるだろう。  各大臣まで選挙という訳にはいかないから、  そこは今迄通り総理が任命すればいい。  トップを選ぶことで民意はしっかり反映されるからな。  後は辞めさせる方だ。  今のところ思いついているのは、  不信任案が出された段階で総理が辞めるべきかを選挙で決める。  これによって内閣は真面目に仕事をすることになるだろう。 亜里抄:  総理大臣の選出は大統領選という例がありますけど、  辞めさせる選挙って言うのは……。  斬新と言えばいいのかしら……。 主:  ただいろいろと問題の多い考えでもある。  まずは投票率が低すぎる。  国の代表を決めるなら80%以上はキープ出来ないと  厳しいだろう。  後は辞めさせる方だが、  不信任案の乱発を避ける処置が必要だな。  選挙の結果が支持だった場合に  なんらかのペナルティーを科すとか。  ただペナルティーの内容によっては  不信任案事態が提出されない可能性もある。  まぁ政治家が真面目になってくれれば  そんな心配はいらないのだがな。  学の無い私ではこの程度の案がせいぜいだ。 玖璃栖:  確かにいろいろと問題のありそうな案ですけど、  政治への関心は高くなりそうですよね。 亜里抄:  政治家の危機感も今までと違った物になるでしょうし、  変えると言う意味でも面白いかもしれませんわね。 主:  だがあまりにも大がかりだし、  裏目に出てしまう可能性も大いにある。  まず実現は不可能だろうな。  ところが最近非常に面白い『可能性』を見つけたんだ。 玖璃栖:  政治家が変わる可能性ですか? 亜里抄:  それはいったいなんでしたの? 主:  J−NSC。  つまり自民党ネットサポーターズクラブだ。 亜里抄:  聞いたことがありますわね。  設立はたしか政権交代の後でしたっけ?  ネット上の自民党ファンクラブみたいな団体だったような……。 玖璃栖:  主さんに趣向変えをさせるほどの活動をしているんですか? 主:  設立の理念としては自民党を変えるために  インターネットを活用してより多くの人の意見を取り入れる  というものらしい。  私自信は政治家とインターネットを  結びつけることが出来なかった。  利権を守りたい腐った政治家は  自由な意見が飛び交い批判色の強いネット情報を  根拠の無い不確かな物として無視すると思っていたんだ。  だがこの二つを結びつけると言う  思い切った行動をとった人物がいた。 亜里抄:  麻生元総理ですね。  総理時代にもネットや漫画の事を平然と口にしていましたし、  若者への人気も高かったですからね。 玖璃栖:  その行動が主さんの政治家への評価を変えさせたんですね。 主:  その答えはまた後で言うとしよう。  ネットの声というある意味で国民の本音部分に  目を向けたという行動も興味を引いたが、  その麻生氏の挨拶にも驚かされたな。 玖璃栖:  どんなことを言ったんですか? 主:  J−NSCの総会だか公式オフ会だかの挨拶だったと思うが、  以前の政権から今の政権は公権力を私物化してきた、  とはっきり言った。  これは多くの国民の不満である『国民の事を考えない政治』、  『利権を第一に考える政治家』を、  総理大臣経験者が認めたと言うことになる。  そして会合に参加している他の政治家も、  『自民党を、日本の政治を国民の必要な物に変えるために、   もう一度みなさんに近い場所に戻って   様々な意見を聞く必要がある』  とも言っていた。 亜里抄:  確かに立派な意見ですけど……、  お得意の方便じゃないのですか?  主様自信も嘘つきと仰ってましたし。 主:  その可能性も大いにあるだろう。  もう一度政権を握るために政治に無関心だった若者に目を向け、  何としても票を稼ぐために綺麗事を並べているだけかもしれない。  だが言っている事は間違いなく正論だし、  その様子も動画としてネットに流している。  政治家どもの思惑がどうであるにせよ、  国民からしてみればこれは大きな切っ掛けになるはずだ。 玖璃栖:  なんかずいぶんと褒めますね。  主さんってもしかして自民党派ですか? 主:  まさか。  私の政治家嫌いは変わっていない。  それは政党がどこであろうと同じだ。  J−NSCに関しても自民党側には  政権奪還という思惑が強いのだろう。  特に自民党が支持されなくなっての政権交代だっただけに、  とにかく支持者を増やさなければならない。  しかし我々国民にしてみれば大きなチャンスだ。  18歳以上で日本国籍であれば誰でも参加可能という入口の広さ。  そして本人達がどんな意見でも欲しいと、  例えそれが批判的な意見であっても言って欲しいと言っている。  このような組織をうまく使えば  国民が直接政治家を監視することが可能になる。  自民党が本当に変われるかどうかの答えは  政権を奪還した時まで出ないが、  それまでの間に国民のことをちゃんと考えて政治を行い、  不正行為を無くし、利権構造を打ち壊す。  真面目に仕事をして生活水準と国益の向上を  約束させる事が出来るはずだ。  しかもみなさんご丁寧に会合を録画している。  開会から閉会までをノーカットでネットにアップしている。  政権奪還後に自民党が変わっていなければ、  その動画を証拠に強く出ることもできる。  つまりJ−NSCに参加している一般の方の利用の仕方で、  政治家が変われるかどうかが決まると言うことだ。 亜里抄:  なんか良いこと尽くめにも聞こえますけど、  国民の責任も大きそうですよね。 主:  元々選挙で選んでいるのだから国民の責任は重大だ。  だから民主党の現在を見て国民は後悔するしか無いわけだ。  だが政治家と国民を近付けるさきがけとなったこの試みは、  失敗に終わりそうだな。 玖璃栖:  失敗ですかぁ……。 主:  自民党はJ−NSCを  新しい自民党所属の政治団体としか見ていない。  そう思える発言が幾つかある。 亜里抄:  新たな試みも主様を納得させることはできませんでしたか……。  いったい何を言ったのですか? 主:  J−NSCのメンバーが有志で集まり、  自民党の選挙活動を手伝ったらしい。  それ自体は別に悪いことではない。  サポーターズクラブというくらいだから、  自民党支持の人も多いだろう。  だがそれに対して自民党総裁の谷垣禎一氏が  非常に有難いことだと受け入れてしまった。 亜里抄:  別段問題があるようには思えませんけど……。 主:  何が問題か解らんか……。  自民党を変えるために意見が欲しい  と言って設立したJ−NSCだ。  変わるためには当然反対意見が必要になる。  何が悪いのか言ってもらわなければ  何を変えればいいのか解らないからな。  だが自民党万歳な人ばかりでは反対意見は出てこない。  元々自民党支持であれば政権奪還は望んでも、  自民党に変わって欲しいとは思わないからだ。  そしてJ−NSCが選挙活動を手伝い、  自民党側がそれを受け入れると言うことは、  自民党に……もっと言えば政治家に  変わってもらいたいと思う人が見た時、  多くの意見が欲しいと言いながら結局やっている事は  自民党支持者の発掘か、と思ってしまう。  そうすると自民党を批判出来る材料を持っている人でも  J−NSCに入ることを敬遠してしまうという訳だ。  自民党が本当に変わる意思があり、  変わることによって国民の支持を得たいと思っているのなら、  J−NSCが選挙活動を手伝うという行為は断るのが筋だろう。  それを受け入れてしまっては結局は慣れ合いの関係だ。  オフ会等で意見を言ったとしても、  自民党が触れてほしく無い部分には  触れないような発言とみなされてしまう。  だから選挙活動を手伝うということは、  自民党を変えるという観点から見ればマイナスでしかない。 玖璃栖:  厳しい見かたですけど……、  確かに一理ありますね。  政権交代するほどに指示が下がったわけですから、  まずは問題を浮き彫りにしないとってことですね。 主:  そういうことだ。  そして自民党が変わっていないという決め手となった台詞がある。  今年(2011年)の6月の総会の時だったかな。  小池百合子氏が挨拶で言った言葉だ。  その時会員数1万人を超えた事を受けて、  来年までに5万人を目指しましょうと言った。  これでは票数を集めるのが目的の今迄と何ら変わりが無い。  結局数を集めるために綺麗事を並べ、  更に過激になれば平気で嘘をつく。  そして当選してしまえばこっちのモノという、  国民の信頼を失った構造をそのまま繰り返すことになる。  変わりたいのであれば、J−NSCに数を求めてはいけない。  数よりも質。  自民党の悪いところ、政治の悪いところを指摘し、  突っ込んで言ってくれる人間こそ必要なはずだ。  それをとにかく数を集めて政権奪還しましょうじゃ  まるでお話にならない。  自民党が変わることが出来れば自然と支持は上がる。  そうすれば数なぞ嫌でも集まる。 亜里抄:  もしかしたらまずは政権奪還という考えなのでは?  野党でいるうちは変わったことを見せられませんし……。 主:  あくまで私の勘だが、次の衆議院選で政権はまた交代するだろう。  民主党政権はあまりに悪すぎた。  民主党では無理だった事を国民の誰もが認めただろう。  新しい野田総理が非の打ちどころも無く優秀なら解らないが、  まず期待は出来ないだろう。  献金問題を抱えたままの前原氏を政調会長にしているしな。  その時点ですでに躓いている。 玖璃栖:  代表選の前にあれだけ炎上した話題ですからねぇ。  間違いなく国会で上がるネタですよね。 主:  まぁまともに政治を進めるつもりがあったとしても、  管政権であれだけの不祥事が発覚しているわけだから、  その尻拭いをしなければならない。  不祥事の内容が外国人からの献金や不穏な組織への献金、  更には反日デモへの参加疑惑等、  政治家としての資格に関わる問題ばかりだ。  真面目に責任を取るのであれば  解散総選挙を突き付けられるだろうし、  それらの問題を無視すれば間違いなく国民の信頼は得られない。  代表を変えたところですでに八方ふさがりという訳だ。  だからJ−NSCのメンバーは今のうちから自民党に、  国民の声を聞き国の為の政治をすることを約束させ、  証拠を動画に収めて政権奪還後に  監視できる体制を整えておくべきなんだ。 亜里抄:  ですが具体的にはどうしたらよいものか……。  国民の為に政治をしてくださいと言っても、  もちろんそうしますって言われるのがオチですわ。 玖璃栖:  それに動画で見る限りでは政治とかに詳しそうな人が  結構突っ込んだ質問とかもしてるみたいですし……。 主:  政策や特定の事象が気になるのは解る。  だがそんな事を聞いたところで模範解答が出てくるだけだろう。  何しろ相手はプロなんだから。  国民がどんなことに関心があるかとか、  どんな答えを望んでいるかなんて百も承知だ。  そんな質問をしても選挙前の演説にしかならない。  それよりもせっかくネット出身なんだから、  もっとその強みを生かした質問をするべきだと思う。 玖璃栖:  ネットの強み……ですか……。 主:  今ネット上では  政治家に関するいろいろな話が上がっているだろう。  それこそあるかもしれないと唸らせる物から、  絶対あり得ないというトンデモ説まで様々だ。  せっかく現役の政治家とネット住民が出会うという  貴重な場面なんだから、  そんな当たり前な質問等せずに  噂レベルのトンデモ説でもぶつけてみればいい。  都合よくと言っていいのかは解らないが、  ネット上には多くの陰謀論者がいて、  ご丁寧に証拠の映像や写真を公開してくれている。  自民党に疑いが掛っている話も少なくない。  そう言った証拠を突き付けて国会さながらに追及し、  必要であれば証拠や資料の提示を求める。  その様子すらもビデオにおさめて証拠として国民側が所有する。  数十年続いた政治家の悪歴変えたいというのであれば、  自民党がJ−NSCを設立したことを後悔するくらいに  徹底的にやらなければ意味が無い。  国民が怒ればこれだけのことをやるんだと  政治家に思い知らせなくては、  政治家どもはまた利権を求め国民を蔑ろにするだろう。 玖璃栖:  いくらなんでも陰謀論者のトンデモ説を持ち出すわけには  いかないですよ? 亜里抄:  笑い飛ばされるかイタイ奴と思われるのがオチですわ。 主:  だがネットで情報収集している者なら  だれでも聞いてみたいネタだろう。  ネットで政治関係を検索すればすぐに出てくる  有名な陰謀論者もいる。 亜里抄:  もしかして…………。 主:  さすがに知っているか?  リチャード=コシミズ氏だ。  彼の説からすれば凄まじい人物もJ−NSCに顔を出している。  安部晋三氏、小泉進次郎氏辺りがそうだな。  リチャード氏の説では安部氏と小泉氏の父親純一郎氏は  アメリカのユダヤ金融資本の手先として  売国奴のレッテルを貼られている。  そこを直接問いただしても良いが、  おそらくきちんと切り込めるのはリチャード氏本人だけだろう。  だが無理にそこを言及しなくても、別のアプローチもある。  例えば安部氏。  彼が統一教会の何かの会合の時に祝電を送っているという、  陰謀論を少しでもかじったことのあるネット住民には  割とポピュラーな事件がある。  これは背後に誰がいるとかそんな事とは関係なしに、  政教分離という観点から見ても問題のある行動だ。  しかもこれは動画で証拠が残ってしまっている。  この疑惑を本人にぶつけてみて、どんな答えが返ってくるのか。  しかも答えを聞くだけで満足してはいけない。  ここから政治家を国民の言うことを聞くように  追い込んでいくんだ。  もし安部氏がそのような事実は無いと否定すれば、  リチャード氏は嘘の情報を広めた事になるし、  統一教会も偽りの祝電を読み上げた事になる。  出るところへ出て貰って  きっちりと疑いを晴らしてもらう必要があるだろう。  もし祝電が事実であり、それを認めるようであれば、  それなりの責任を取ってもらう必要がある。  それは政治家を辞めるという安易な物ではなく、  世間で問題が多いとされる統一教会と関係があったのだから、  宗教団体の問題を解決するために、  宗教非課税の撤廃の為に働く事を誓ってもらいたい。  また小泉進次郎氏を通じて  純一郎氏に参加してもらうのも面白いだろう。  彼が力を注いでいた郵政民営化。  ゆうちょの莫大な金を  アメリカ資本に売り渡しかねない政策だったことは、  陰謀論者だけでなく政治評論家や  一部の議員でさえ警告していたことだ。  その辺をどうに考えていたのかを聞いてみるのもいいだろう。 玖璃栖:  ひえぇ……。  ほとんど虐めじゃないですか。  ちょっと可哀想な気がしますよ? 主:  今更言うか?  はっきり言っておくが、私は性格悪いぞ。  多分付き合いが長くなればなるほど嫌いになるタイプだ。  まぁ私の性格は関係無いから置いておくとしてだ、  今回の記事は挑戦状的な意味も込めているつもりだ。  ここまで酷いことを書かれて頭に来るなら  それなりの行動をして見せろとな。 亜里抄:  やけに挑発的だったのはそのためだったのですね。 主:  わざと挑発したというよりは我慢せずに性格を披露した  という方が正しいがな。  とにかく今、政治家はもちろん  国民の側も変わる必要があると思う。  自民党だけでなく、他の政党でもJ−NSCのような場を設け、  互いに国民の支持を得られるよう努力をする。  国民側も政治家に直接意見をする事が可能になったのだから、  大いに活用するべきだ。  何も真面目に政策の事を質問する必要など無い。  どんなくだらない疑惑でも投げかけてみればいいんだ。  それが政治家を信じきれないという意見を伝えることになるし、  くだらない質問でもちゃんと情報を提示してはっきり答える  という態度を政治家がとることで  政治家は信頼を得ることが出来る。  そういった事を繰り返すことで  政治は国の為の正常な状態になるし、  国民は安心して暮らすことが出来るようになる。  これこそが情報もコミュニティーもネットが中心という  ネット社会における新たな政治の姿勢と言えるだろう。  そうなればくだらないトンデモ説なんてものは  自然に消えてなくなるはずだ。 玖璃栖:  おぉ〜〜。  一時はどうなるかと思いましたけど。  うまいことまとめましたねぇ。 亜里抄:  玖璃栖さん!  主様は真面目に仰っておられるのですから、  そういうチャチャはおよしなさい! 主:  私自信まとめられるか心配だったくらいだ。  大目に見てやれ。  ともかく今日本は初めて尽くしの困難に直面している。  政権交代するほど支持が下がったのも初めて。  デフレによる不況も初めて。  従来のメディアが信用されなくなったのも初めて。  アメリカ経済が破たんしかかるのも初めて。  巨大地震と大津波も観測史上最大規模。  原発の事故も日本では初めてのことだ。  世界を見回せば参考に出来る情報もあるかも知れない。  しかし知恵を絞って解決しなければならない事の方が  多いことは間違い無い。  ならば少しでも不穏な要素は可能な限り排除して、  国民と政治家が理解をしたうえで同じ方向を目指し、  足掻くだけ足掻いてみるしかないのではないだろうか。  学の無い私にはこれ以上有効な手段は思いつかない。  だが国民と政治家がもっと歩み寄り、  同じ目線で前を見た時に答えが見えてくるのではないだろうか。 玖璃栖:  終わりました?  ここからまた炎上することなく、  全部終わり? 亜里抄:  だ〜か〜ら〜〜!  せっかくきれいにまとめたのに、  水を差すのはおよしなさい! 主:  まぁまぁ。  一応これで全て終わりだ。  というより終わりにしておかないと  永遠に続きそうだ。  ともかく…………。 亜里抄:  大変長い間お付き合いいただきありがとうございました。  今回のお題はこれで終了でございます。  冒頭でも申し上げました通り、  このお話は主様が普段見聞きしたことから考えた  ただのたわごとでございます。  賛否両論多々あるかと思いますが、  1人の人間の一意見としてとらえて頂ければと思います。  そしてこの記事を読んだことが  貴方が何かを考える切っ掛けとなってくだされば、  これに勝る喜びはありません。  与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、  自分なりに考えてみる姿勢こそが、  国難と言われる状況を打開する原動力となるでしょう。  主様が簡潔に済ませる事が出来ず、  とても長い記事となってしまいましたが、  今回はこれで終わらせていただきます。  最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。  また忘れた頃にでも更新されると思いますので、  思いだした時にでも覗きに来て下さると幸いです。  妄想館は皆様のおこしを心よりお待ちしております。 主:  最後まで言い切りやがったな……。  本来私が言うはずの台詞を全部……。 玖璃栖:  終盤主さんの独演会みたいでしたからね。  鬱憤たまってたんじゃないですか? 亜里抄:  ほっほっほ。  途中でも言ったはずですわ。  主様とわたくしのシンクロ率はなおも上昇中。  主様の言わんとすることが解るのは  心が通じ合ってる証拠ですわ!  さあ、ここからは主様とわたくしの絡みに突入ですわ!  主様っ!  心だけでなく身体も合体しましょ〜〜〜!! 主:  人の台詞を取るようなヤツに  そんなことはしてやらん!  玖璃栖、〆の挨拶だ。 亜里抄:  そんなあぁぁ〜〜〜。 玖璃栖:  主さんも結構根に持つタイプですよね。  では最後までお付き合い頂いてありがとうございました。  放置中この手の事を考えていたのだとすれば、  新しい話はきっとまだでしょう。  それでも書いていると一応信じてみることにします。  あ、でも期待は全然しなくていいですよ?  今回は真面目な話な上に長文でしたから、  ゆっくり休んで疲れを取ってください。  妄想館はあなたのおこしを心よりお待ちしております。

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